保護者会会長 森田 日出男

保護者会会長

 昨年の4月、前会長の植村賢介氏から会長職を引き受け、1年がたちました。試行錯誤のこの1年でしたが、日頃、さしたる仕事もやってない私としては、実は、かなりの大仕事でもありました。個人的には、そろそろこの辺で潮時かとも思いましたが、結果を見届ける必要もあることも出てきましたので、いま少し続けさせていただこうと思い、先般の理事会、総会で、みなさまのご協力を仰いだ次第です。

 当保護者会は、いまから5年前に創設されました。初代会長の植村賢介氏は、ご自身の米国留学の経験から、目立たないところから学生を支える、保護者のボランティア組織のようなものが、日本の大学にもあってもいいのではないかと考え、創設に尽力したと語られています。おりしも大学も独立行政法人として再出発した時期であり、将来、力強い味方になるのではないかとの期待もあり、スタートが切られたと聞いています。大学生にもなって保護者会が必要なのか、など、いろいろな疑問の声もありましたが、保護者会はその後、年々発展し、今日では会費を払っていただいている会員は大学院を含めた全保護者の7割強、1300人近くになる計算です。

 保護者のみなさまの熱意と教職員の先生の協力のおかげです。ただ、これだけ大きな力をいただいているわけですから、私たちとしても真に学生の勉学の支援となるような活動を行っていかなくてはなりません。大学という高等教育研究機関にふさわしい保護者会のあり方と言うものを常に念頭に置きながら、真に学生や研究者の支援となるような活動を展開していかなければならないと考えています。昨年度から「保護者会の在り方に関する懇談会」を設け、保護者会の基本的性格、活動の在るべき方向性を求めて、幅広く議論を行ってきましたが、こうした基本的な理念を明らかにするためです。残念ながらこの議論はまだそう活発に行われたとは申せません。性急に答えを出す必要もありませんが、今後とも、着実に議論を深め、後に続くみなさまにバトンタッチしていけたらと思っています。

 今年度は、さまざまな新しい取り組みが始まります。保護者会員のみなさまにも、さまざまな形でご参加いただき、時には学生と共通の話題で話し合いの場がもてるようなことも考えております。どうかみなさまも、保護者会の活動をわが身に引き寄せながら、時に応じて叱咤激励の声をお寄せくださるよう、お願い申し上げます。

 私たちの社会は、いま大きな時代の変革期を迎えているといわれています。若者たちを取り囲む状況にも非常に複雑なものがあり、その対応に苦慮されている方も多いと思います。私たちは、この時代をともに生きる同志として、今後ともさまざまな点で協力し合って行けるのではないでしょうか。共に語りあい、より善い方向が切り開かれていければと思います。

 みなさま方のご協力、ご支援を切にお願いします